2020年8月1日(土)に3年生引退演奏会が旧善通寺偕行社で行われました。
現在のメンバーでの、最後となる演奏会です。
学校に着くと、もう既に現役生は集合をし演奏会の準備を始めていました。
会場となる旧善通寺偕行社では、演奏会の準備が進みリハーサルが始まります。
あとで聞いた話ですが、練習期間が2ヵ月もない中での本番だったそうです。
リハーサルで聴いた時は、そのようなことを感じさせない演奏でしたので、その話を聞いた時は大変驚きました。

そして、本番へ。
今回は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、3先生の保護者を迎えての約30分程の演奏会です。
やはり30分という時間は、あっという間に訪れます。
最後は、3年生が前に出て挨拶。
定期演奏会の中止が決まった時は、どのような形で引退になるのかと心配をしていましたが、3年生の言葉を聞いていると今の現状を受け入れた上で、今日という日を迎えていたのかなと感じました。
演奏会自体も、とてもよかったです。
これでもし春から練習ができていたら、どこまでの演奏になっていたのだろうと思うような演奏でもありました。
最後になりますが、今年は新型コロナウイルスの蔓延により、世界を始め日本でも大きな影響を受けました。
それは学生も同じで、部活がまともに出来ない状況だったそうです。
どの世代も最後の部活の年は、いろんな思いが詰め込まれた年だったと思います。
それはそこに部活があって、先生、先輩、同級生、後輩と限られた時間を過ごしてきたからこそ生まれるものだと思います。
世代が変わっても、それは繰り返し続くものだと思っていましたが違っていました。
当たり前だったものが、当たり前でなくなる。
それを経験したのが、今の現役の子達です。
来年は「第42、43回定期演奏会」と題して、今の3年生で演奏をするプログラムを組む案も上がっています。
まだ世間は、どのようになるかわからない状況ですが、管弦楽部は来年に向けて前に進もうとしています。
私達も、OBとして支えていけれたらと思ったそのような引退演奏会でした。